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VOL.10

正しい髪の乾かし方とは?自然乾燥よりドライヤーが良い?

髪を美しく健康に保つには日頃のヘアケアが大切です。中でも気を配りたいのはシャンプー後の濡れた髪の扱い方です。美容室でプロの美容師にブローをしてもらうと、髪がサラサラになるなど仕上がりの違いを実感したことはありませんか?同じ自分の髪なのに不思議なほど仕上がりが違う。そこに乾かし方の秘密があります。ヘアオイルやヘアミルクなどのケア用品で髪を保護していても、乾かし方のちょっとした違いで損をしているかもしれません。ぜひ今日から、仕上がりに差が出る正しい髪の乾かし方を実践してみましょう。

また、髪を乾かすのに欠かせないドライヤーもここ数年、進化を続けています。髪の健康に役立つ機能が搭載された高性能タイプなど、最新のドライヤーについてもご紹介します。

目次

「髪の乾かし方」が重要な理由は?

髪の表面は魚のウロコのような形をした「キューティクル」の膜で覆われています。キューティクルは紫外線や乾燥など、外部の刺激から髪を守ってくれますが、髪が濡れると開きやすくなる特徴があります。そのため濡れたままにしておくと、髪同士が摩擦を起こしてキューティクルがはがれやすくなり、髪のパサつき・枝毛など傷みの原因にもなります。また、雑菌も繁殖しやすく、頭皮の悪臭やかゆみを引き起こすなど衛生面でも心配があります。

一度はがれたキューティクルは元に戻らないと言われています。無防備で傷つきやすい濡れた髪は、乾いた状態の時より丁寧にやさしく扱う必要があるのです。美しい髪を保つために、キューティクルを傷つけないヘアケア、正しい乾かし方を知っておきましょう。

髪を乾かすには「自然乾燥」「ドライヤー」どっちが良い?

髪の乾燥に広く使われるドライヤーですが、中には「熱で髪が傷むのでは?」と懸念される方もいるでしょう。また、ドライヤーをかけるのが面倒で、タオルドライ後は自然に乾くまで待つ場合もあるかもしれません。キレイで健康な髪を作るにはドライヤーと自然乾燥、どちらが良いのでしょうか?

一見、髪に余計な負荷がかからない自然乾燥が良いように思われますが、前述のように、濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、摩擦で傷みやすくなっています。また、空気中のホコリやちりなども吸着しやすくなるため、実は髪はできるだけ早く、しっかりと乾かしたほうが良いのです。

ドライヤーをかける女性のイラスト

ドライヤーを使うメリット

ドライヤーは自然乾燥よりも短時間で乾かすことができ、開いたキューティクルを正常な状態に戻すことができます。確かに髪には熱に弱い一面がありますが、キューティクルが開いたままの状態で放置するよりも、ドライヤーを正しく使って手早く乾かしたほうが、髪の健康には良いと言えるでしょう。では、どのような乾かし方が良いのでしょうか?

ちょっとした違いが大きな違い。正しい髪の乾かし方

(1)まずはやさしくタオルドライ

ドライヤーが良いとは言っても、やはりかける時間は短ければ短いほど、髪への負担が軽減できます。したがって事前のタオルドライは必須。毛先から水滴が落ちないぐらいまでを目安に決してゴシゴシとこすらず、キューティクルを傷つけないように、タオルでやさしく押し包むようにして水気を取ります。ロングヘアの場合はターバンのように髪を包み、タオルの上から頭皮をマッサージするようにしても良いでしょう。

タオルで髪の毛を乾かす女性のイラスト

(2)かける前の準備

ドライヤーに付属している先が細くなったノズルは、ブローの仕上げやスタイリング時にピンポイントで風を送るためのものです。髪を手早く乾かす際には不要ですので、はずしておきます。ドライヤーをかける前に、髪表面を保護するヘアオイルなどを使うのもおすすめです。

髪を乾かす女性のイラスト

(3)はじめは温風で髪の根元と頭皮を乾かす

ドライヤーを使って髪を乾かします。髪表面よりは「頭皮を乾かす」イメージで、髪の根元から乾かしていきます。はじめに温風を当てますが、ドライヤーは近づけ過ぎず、髪と20cmほど距離を取ります。最初は手ぐしで、指で頭皮から髪をすくいあげるような感じで乾かします。温風を当てる場所を頻繁にずらしながら、まんべんなく全体を乾かしましょう。

(4)根元から毛先に向かって乾かす

根元が乾いてきたら、次に毛先まで乾かしていきます。仕上げたいヘアスタイルをイメージしながら、手ぐしで流れを揃えるようにすると上手に乾かすことができます。ある程度乾いたらブラシを使っても良いでしょう。そして髪がほぼ乾き、ブロー仕上げや髪の毛をセットする段階になったら、ドライヤーのノズルを戻します。

髪を乾かす女性のイラスト

(5)冷風で仕上げる

髪全体が乾いたら、ドライヤーの熱を「冷風」に切り換えます。冷風を当てることで、キューティクルが閉じて髪にツヤが出ます。

ドライヤーを上手に使うちょっとしたヒント

・頭を下向きにして乾かす

ロングヘアの場合は、頭を下向きにすると、内側や根元が乾かしやすくなります。
ボリュームを出したい場合も、頭を下向きにして、根元から毛先に向けて風を当てるとふんわりします。

・分け目を変えてボリュームアップ

髪のボリュームを出したい場合は、生えグセに逆らったり、いつもとは違う分け目にして乾かします。

・ノズルは仕上げに使う

ドライヤーのノズルはブロー目的でつけられているため、シャンプー後の髪がすごく濡れている時に使用しても、あまり効果はありません。実際に使用したことがある方なら想像できると思いますが、ノズルが付いたままだと風量も何となく弱く感じます。ノズルを効果的に使うには髪がほぼ乾いている状態での使用がベスト。電気代の節約にもつながります。

ドライヤーの画像

・温風・冷風の切り替えでスタイルキープ

クセづけしたい場合は、ドライヤーの温風と冷風の切り替えスイッチを上手に利用しましょう。例えば、内巻きにしたい場合、ロールブラシなどに髪を巻きつけ、温風で温めた後、そのまま冷風で冷やします。こうすることで、短時間でしっかりとクセづけできます。

美しく健康な髪のための正しいドライヤー習慣、始めましょう

正しい髪の乾かし方、いかがでしたでしょうか?皆さんは、どのくらい実践できていましたか?

ドライヤーが面倒で濡れた髪をそのままにしたり、タオルで強めにこすったりというのは、多くの人がついやりがちなことです。髪に良くないと分かっていても、乾くのを待てずにブラッシングをしてしまった、ということもあるでしょう。でも、そんな日々の積み重ねが髪の健康に影響を与えます。この機会に、ぜひ見直してみてください。

ワンポイント・アドバイス★

髪の長い女性にとって、お風呂上がりに髪を乾かすのはエネルギーを使う大仕事です。特に一日働いて疲れた夜はドライヤーも面倒で、濡れた髪のまま寝てしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。上にも書いたように、濡れた髪はダメージを受けやすい無防備な状態にあります。そのまま寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルがはがれやすくなり、切れ毛などの原因に。さらに湿度の高い状態が続くと、頭皮や枕に細菌が繁殖して、臭いや炎症を引き起こすことも考えられます。「早く寝たい」と感じた時こそ、横になる前にひと踏ん張りして、髪を水気から解放してあげましょう。サラツヤの髪で素敵な夢をみてくださいね。

ロングヘアの女性のイラスト

ドライヤーに求められる機能と最近の傾向

アデランスが実施した「ドライヤーに関する全国意識調査」によると、「ドライヤーに求める付加価値は何でしょうか?」という質問に対して、最も多かった回答が「速乾機能」で全体の54.5%を占め、「早く髪を乾かしたい」というニーズが一番であることが分かりました。

Q.あなたがドライヤーに求める付加価値は何ですか?当てはまるものを全てお答えください(複数回答/n=4888)

ドライヤーグラフ

<■調査概要>
〇調査名:髪に関する意識調査
〇調査対象:全国の20~60代の男女4888名(有効回答数) 全国47都道府県 各104名(女性52名、男性52名ずつ)
〇調査期間:2021年2月5日(金)~2月7日(日) 3日間
〇調査方法:インターネットアンケート
調査結果の詳細はこちら

最近では様々な付加価値的機能が付いた高性能タイプのドライヤーが人気です。各メーカーがそれぞれ特徴的なセールスポイントを打ち出していますが、これらの機種に共通してあるのが大風量であること。乾かす時間の大幅な短縮が可能で、「速乾」を求めるニーズに対応した結果でしょう。

そしてもう一つ特徴的なのが、多くの機種で冷風と温風が交互に出るモードが選べることです。自分でいちいちスイッチを切り替えなくて良いこの機能は、多くの女性が求める「美髪」のために生まれたと言って良いでしょう。

進化するドライヤー機能の例

ドライヤーは基本的に「髪を乾かす」ためのアイテムですが、最近ではプラスアルファの機能が付いたタイプが登場しています。ブロー時間を有意義にしてくれるこれらの機能は、特に頭皮や髪の健康を守ることを考えて付加されています。具体的には、乾燥時に発生する静電気を抑えたり、(髪ではなく)頭皮を乾かすためのモードが選べたり、頭皮を心地よく刺激する機能が付いていたりと・・といった具合です。購入する場合はしっかりと調べて、ご自身に合ったタイプをさがしてみてください。

髪を素早く乾かしつつ、ドライヤー熱や過乾燥などによるダメージも防いでくれる最新の高性能なドライヤーで、新しいヘアケア習慣を身につけてみませんか?

髪のプロ・美容師の96%が高評価!※
アデランスの新ドライヤー「N-LED Sonic KAMIGA(エヌ エルイーディー ソニック カミガ)」

シャープ株式会社との共同開発で生まれた「N-LED Sonic KAMIGA(エヌ エルイーディー ソニック カミガ)」は、2つの吹出口から広範囲に渡って風を届ける「速乾方式」で、弊社従来機と比較してドライ時間を約50%も短縮。さらに、ドライヤー熱や過乾燥を抑える「センシングモード」や「かっさアタッチメント」による頭皮ケアなどの多彩な機能で、使用した美容師からも満足度「96%」の高い評価を得ています。

※美容師100人を対象に行ったホームユーステストの結果、総合満足度(非常に満足~どちらかというと満足)96%と、ほぼすべての回答者が満足と回答

<■調査概要>
〇調査対象:全国の美容師100名
〇調査期間:2021年3月1日(月)~25日(木)
〇調査方法:ホームユーステスト※新商品を調査対象者に送付。自宅で商品を1週間程度使用した後、WEBアンケートに回答。調査終了後、商品は返送。
調査結果の詳細はこちら

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